お金
借金を繰り上げ返済すべき?
余ったお金を借金の返済に回すのがいちばん賢い使い方でしょうか。それとも、そのお金は別のところに使うべきでしょうか。
繰り上げ返済は、金利と同じ利回りを確実に手にできるうえ、精神的な安心も得られます。ただし、それは緊急予備資金や勤務先の年金マッチング、そして日々の暮らしそのものと天秤にかかります。最終的にどちらに傾くかは、たいてい借金の金利の高さで決まります。
手短に言うと
繰り上げ返済が理にかなうのは、金利が高いときです。追加で返すたびに、その金利と同じだけの利回りを確実に手にでき、市場がそれを安定して上回ることはめったにありません。借金のストレスが本当に暮らしに響いている場合も同じです。逆に、金利が低く、同じお金で緊急予備資金を築いたり、勤務先の年金マッチングを取りこぼさずに済むなら、返済のペースを落とすほうが賢明です。いずれにせよ、まずは少額でも手元の現金を残しておきましょう。さもないと、次の急な出費がそのままクレジットカードの残高に戻ってきてしまいます。
テンプレートの天秤
甲乙つけがたい
両者はほぼ拮抗しています。大きな項目をさらに細かく分解してみましょう。
追加で返済するたびに、金利と同じだけの利回りを確実に手にできる
追加で入れたお金は二度と戻らず、そこから緊急予備資金を立て直すことはできない
判断のしくみ
各項目は、あなたがつけた重みで計算されます。サブの論点は親を最大 50% まで強めたり弱めたりできますが、あなた自身の評価が常に主役です。
下の論点をタップしてオフにすると、天秤が動くのが見えます。サブの論点は、その親の重みを変化させます。
メリット
デメリット
論点と重みをあなたの状況に合わせて調整すると、判断がリアルタイムで再計算されます。
決める前のチェック
- 追加でお金を入れる前に、契約書に繰り上げ返済の手数料やペナルティがないか確認する
- 追加分が将来の返済回数ではなく、元金に充当されることを確かめる
- 本格的に借金を攻める前に、少額の緊急予備資金を確保しておく
- ローンの金利と、同じお金を別の場所で運用した場合の利回りを比べる。勤務先のマッチング分も含めて検討する
- すべての借金を金利順に並べ、いちばん高いものから優先して追加返済を充てる
よくある質問
- どの借金から先に繰り上げ返済すべきですか?
- 基本は金利の高い順です。クレジットカードのような高金利の借金は、ほぼ確実に積極的に返す価値があります。なぜなら、その金利は確実なコストであり、どんな投資でも安定して上回るのは難しいからです。住宅ローンや低利の奨学金のような低金利の借金は判断が分かれます。計算上は貯蓄や投資に回すほうが有利なことが多い一方で、「借金ゼロ」という安心を優先する人も少なくありません。
- 緊急予備資金より先に借金を返すべきですか?
- 多くの専門家は、まず少額の予備資金(生活費の一か月分ほどが目安)を確保してから、本格的に借金を攻めることをすすめます。何の備えもないと、次の急な出費がそのままクレジットカードの残高に戻ってしまい、せっかくの進捗が帳消しになります。高金利の借金がなくなったら、予備資金を生活費の三〜六か月分まで積み増していきます。
- 繰り上げ返済に手数料やペナルティはありますか?
- ある場合があります。住宅ローンや自動車ローン、個人向けローンの中には、繰り上げ返済の手数料や、利息を前倒しで計上する仕組みがあり、早く返すメリットが目減りするものもあります。追加でお金を入れる前に、契約書に繰り上げ返済の条項がないか確認しましょう。さらに、追加分が将来の返済回数ではなく元金に充当されるかも必ず確かめてください。金融機関がいつもそう扱うとは限りません。
- 借金ゼロになる精神的なメリットは本当にあるのですか?
- 確実にあります。アンケートや数えきれない体験談が、借金を返し終えた途端にストレスが目に見えて下がったと語っています。たとえ計算上は投資に回すほうが有利だった場合でもです。借金への不安が睡眠や人間関係に影響しているなら、その代償は実在するものであり、表計算の数字だけでなく、正直な重みをつけて判断に含めるべきです。
余ったお金を借金の返済に回すのがいちばん賢い使い方でしょうか。それとも、そのお金は別のところに使うべきでしょうか。
自分のものにする