学び
プログラミングスクールに数十万円払う価値はある?選び方と契約で失敗しないために
独学で学び続けるか、受講料を払ってプログラミングスクールに申し込むか。払うなら、どのスクールをどんな契約で選ぶべきか。
プログラミングスクールの受講料は数十万円になることが多く、分割払いやローンを組んで申し込む人も少なくありません。現役エンジニアに質問できる環境や課題の締め切りは独学にない強みですが、講師の経歴や「転職保証」の条件はスクールごとに大きく違います。期間が2か月を超えて総額5万円を超える契約なら、特定商取引法のクーリング・オフや中途解約のルールが使えます。教育訓練給付金の指定コースかどうかでも、実際の負担は変わります。払う前に見ておきたい点を整理しました。
手短に言うと
無料の教材で数週間手を動かしてみて、続けたい気持ちはあるのにエラーや環境づくりで止まってしまうなら、質問できる相手と締め切りを買う意味で、スクールに払う価値はあります。選ぶときは、宣伝の就職実績より、講師がどんな人か、転職保証の条件、教育訓練給付金の指定コースかどうかを確かめてください。期間が2か月を超え総額5万円を超える契約には、クーリング・オフと中途解約のルールがあります。Web会議の場で決めず、総支払額を見てから申し込みましょう。
テンプレートの天秤
ややノー
デメリットがやや優勢ですが、大差ではありません。
週ごとの課題と締め切りがあり、仕事のあとでも学習が途切れにくい
受講料は数十万円かかり、分割払いやローンにすると総支払額はさらに膨らむ
判断のしくみ
各項目は、あなたがつけた重みで計算されます。サブの論点は親を最大 50% まで強めたり弱めたりできますが、あなた自身の評価が常に主役です。
下の論点をタップしてオフにすると、天秤が動くのが見えます。サブの論点は、その親の重みを変化させます。
メリット
デメリット
論点と重みをあなたの状況に合わせて調整すると、判断がリアルタイムで再計算されます。
決める前のチェック
- 無料や低価格の教材で2〜4週間学び、自分がどこでつまずくかを書き出しておく
- 教育訓練給付制度の検索システムで、検討中のコース名が特定一般か専門実践の指定を受けているか調べる
- 給付金を使うなら、ハローワークで雇用保険の加入期間を確かめ、受講前に必要な手続きを済ませる
- 契約期間と、入学金や教材費を含めた総額を確かめ、受け取った契約書面は日付がわかる形で保管する
- 転職保証や返金保証の条件(年齢、課題の提出率、応募社数など)を規約で読んでおく
- 無料スクールなら、提携企業の一覧と、途中でやめたり紹介を断ったりした場合の費用を書面で確かめる
- 体験授業やカウンセリングでは即決せず、分割払いやローンは総支払額で比べる
- 契約で困ったら、消費者ホットライン188で最寄りの消費生活センターに相談する
よくある質問
- プログラミングスクールの契約も、クーリング・オフできますか?
- パソコンの操作に関する知識や技術を教える講座で、期間が2か月を超え、入学金や教材費も含めた総額が5万円を超える契約は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたります。オンラインで受ける講座も対象です。この場合、契約書面を受け取った日から数えて8日以内ならクーリング・オフができ、それを過ぎても中途解約ができます。解約料の上限は、受講開始前なら1万5,000円、開始後は受けた分の料金に、5万円か契約残額の20%のどちらか低い額を足した額までです。2か月以内の短期コースは対象外なので、規約をよく読んでください。
- 受講料は、国の給付金で安くなりますか?
- 厚生労働大臣の指定を受けたコースなら、雇用保険の教育訓練給付金が使えます。特定一般教育訓練の指定コースは受講費用の40%(上限20万円)が修了後に支給され、資格を取って1年以内に就職するなどの条件を満たせば50%(上限25万円)まで増えます。専門実践教育訓練なら50%(年間上限40万円)からで、修了後の就職などに応じた上乗せもあります。同じスクールでも指定を受けていないコースがあるので、教育訓練給付制度の検索システムでコース名まで確かめ、受講前にハローワークで加入期間と手続きを確認しておきましょう。
- 受講料無料のプログラミングスクールは、なぜ無料なのですか?
- 多くは、受講生を提携企業に紹介し、採用が決まったときに企業から受け取る紹介料で運営されています。そのため、紹介先の中から就職先を選ぶことが前提になりやすく、紹介先には客先常駐のSES企業が多いこともあります。途中で受講をやめたり、紹介を断って自分で見つけた会社に決めたりした場合に費用がかからないか、提携企業の一覧とあわせて、申し込む前に書面で確かめておきましょう。
- スクールのローンや分割払いで、気をつけることはありますか?
- 国民生活センターは、講座の高額な契約をめぐる相談について、月々の支払額ではなく総支払額で払えるかどうかを考えるよう呼びかけています。無料カウンセリングのつもりでWeb会議に参加し、その場で契約を勧められる例もあるので、即決せずに一度持ち帰ることが大切です。契約したあとで不安になったら、消費者ホットライン188に電話すると、最寄りの消費生活センターにつながります。
- 独学とスクール、どちらから始めるべきですか?
- まずは無料や低価格の入門教材で、2〜4週間ほど実際に手を動かしてみるのがおすすめです。それで面白いと感じたのに、開発環境の準備やエラーの解決で何日も止まってしまうなら、質問できる相手と締め切りに払う価値が出てきます。反対に、教材を自力で進められていて足りないのは時間だけ、という人には、数十万円の受講料は割高になりがちです。
独学で学び続けるか、受講料を払ってプログラミングスクールに申し込むか。払うなら、どのスクールをどんな契約で選ぶべきか。
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