学び
大学を出たあと、別の学部に入り直すべき?学士編入や再受験で2つ目の学位を取る前に
すでに学士の学位を持っている人が、看護や心理、情報など別の分野を学ぶために、学士編入や再受験でもう一度大学に入る価値はありますか。
社会人になってから看護師や管理栄養士を目指したくなったり、学部で選んだ分野とは違う道に進みたくなったりしたとき、選択肢になるのが学士編入や再受験による2つ目の学位です。看護師のように、指定された学校で学ばないと国家試験を受けられない仕事なら、大学に入り直す意味ははっきりしています。一方で、すでに大学を出ている人は国の給付奨学金の対象外で、学費と生活費は基本的に自分で用意することになります。必要なのが学位そのものか、資格の受験資格か、数科目の単位だけなのかを見分けてから決めましょう。
手短に言うと
看護師や管理栄養士のように、指定された学校で学ばなければ国家試験を受けられない仕事を目指すなら、2つ目の学位を取る意味ははっきりしています。学士編入を行っている大学なら、卒業までの年数を短くできる可能性もあります。反対に、教員免許や福祉の資格のように科目等履修生や養成施設で足りる場合や、転職先が学位より実務経験を見る場合は、大学に入り直す必要は薄くなります。すでに学士がある人は国の給付奨学金を受けられないため、学費に加えて収入が途切れる期間の生活費を用意できるかも確かめておきましょう。
テンプレートの天秤
ややノー
デメリットがやや優勢ですが、大差ではありません。
独学や短い講座では身につきにくい、実習や研究を含めた体系的な学びが得られる
すでに学士があると、国の給付奨学金や授業料減免の対象から外れる
判断のしくみ
各項目は、あなたがつけた重みで計算されます。サブの論点は親を最大 50% まで強めたり弱めたりできますが、あなた自身の評価が常に主役です。
下の論点をタップしてオフにすると、天秤が動くのが見えます。サブの論点は、その親の重みを変化させます。
メリット
デメリット
論点と重みをあなたの状況に合わせて調整すると、判断がリアルタイムで再計算されます。
決める前のチェック
- 目指す仕事に必要なのが学位なのか、国家試験の受験資格なのか、特定の単位なのかを資格の公式な要件で確かめる
- 志望する学部に学士編入の募集があるか、募集人数と試験科目、既修得単位の認定範囲を募集要項で調べる
- 国立と私立、昼間部と夜間主・通信教育課程で、卒業までの学費の総額を比べる
- 学費に、在学中に減る収入と生活費を加えた金額を、貯蓄でまかなえるか試算する
- 給付奨学金が使えない前提で、貸与型奨学金や大学独自の制度、勤務先の補助を学生課と人事に問い合わせる
- オープンキャンパスや個別相談で、社会人から入学した学生の卒業後の進路を聞く
よくある質問
- 学士編入と、一般選抜での再受験は何が違いますか?
- 学士編入は、すでに学士の学位を持つ人が2年次や3年次から途中で入る制度で、教養科目などの単位が認められれば卒業までの年数を短くできます。募集の有無や定員、試験科目は大学と学部ごとに違い、募集人数はごく少ないのが普通です。医学部や看護学部の一部のように学士編入を行う学部もありますが、実施していなければ一般選抜や社会人選抜で1年次から入り直すことになり、その分だけ学費と時間がかかります。
- すでに大学を出ていると、奨学金は使えませんか?
- 日本学生支援機構の給付奨学金(高等教育の修学支援新制度)は、学士の学位を取ったあとの学士入学や学士編入を支給の対象外としています。授業料の減免も同じ制度の枠組みで行われるため、2つ目の学位では学費を自分で用意する前提で考えたほうが安全です。貸与型の奨学金や大学独自の制度、勤務先の補助を使えるかどうかは個別に違うので、志望校の学生課と勤務先の人事に早めに確かめておきましょう。
- 看護師になりたい場合、大学に入り直すしかありませんか?
- 看護師国家試験を受けるには、保健師助産師看護師法で定められた指定の大学を卒業するか、指定の学校で3年以上学ぶか、都道府県知事の指定した看護師養成所を卒業する必要があります。つまり4年制大学のほかに、3年制の短大や専門学校という道もあります。最短で資格を取りたいなら専門学校、将来の保健師課程や大学院への進学も見すえるなら大学というように、資格を取ったあとに何をしたいかで選ぶのが現実的です。
- 教員免許や福祉の資格を取るのにも、2つ目の学位が必要ですか?
- 必ずしも必要ではありません。教員免許は、すでに学士の学位がある人なら、大学の科目等履修生や通信教育課程で免許に必要な単位と教育実習を修めて取得を目指せます。社会福祉士や精神保健福祉士にも、大学を卒業した人が養成施設で学んで国家試験の受験資格を得る道があります。学位を一から取り直すより時間も費用も少なく済むことが多いので、まず資格ごとの受験資格を確認してみてください。
すでに学士の学位を持っている人が、看護や心理、情報など別の分野を学ぶために、学士編入や再受験でもう一度大学に入る価値はありますか。
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