大きな買い物

新築と中古、マンションを買うならどっちがいい?

最新設備と保証の安心がある新築か、価格と立地で選びやすく実物を確かめてから買える中古か。自分に合うのはどちらでしょうか。

新築マンションの魅力は、最新の断熱性能や設備、そして構造や雨漏りの欠陥に対する10年間の保証です。ただ価格には新築ならではの上乗せがあり、完成前の契約が多いため、住み心地は図面とモデルルームで判断するしかありません。中古なら立地や広さの選択肢が広がり、管理の実態も書類で確かめられます。築年数によっては耐震基準や修繕積立金の不足に注意が必要です。

手短に言うと

入居まで待つ余裕があり、最新の性能や10年間の欠陥保証に価値を感じるなら新築が向いています。同じ予算で立地や広さを優先したい、実物と管理状態を確かめてから買いたいという人には中古が有力です。中古を選ぶなら、1981年6月の新耐震基準より後の物件か、修繕積立金が長期修繕計画に見合っているかを必ず確認しましょう。新築でも、積立金が将来どこまで上がるのかは契約前に見ておくべきポイントです。

テンプレートの天秤

ややノー

デメリットがやや優勢ですが、大差ではありません。

41%
賛成
59%
反対
最も強いメリット

最新の断熱性能や設備で、冬も暖かく光熱費を抑えやすい

最大のリスク

価格に新築ならではの上乗せがあり、入居した途端に売値が下がりやすい

判断のしくみ

各項目は、あなたがつけた重みで計算されます。サブの論点は親を最大 50% まで強めたり弱めたりできますが、あなた自身の評価が常に主役です。

下の論点をタップしてオフにすると、天秤が動くのが見えます。サブの論点は、その親の重みを変化させます。

メリット

デメリット

自分のものにする

論点と重みをあなたの状況に合わせて調整すると、判断がリアルタイムで再計算されます。

決める前のチェック

  • 新築は長期修繕計画で、修繕積立金が10年後・20年後にいくらになるかを確認する
  • 中古は重要事項調査報告書を取り寄せ、積立金の残高、滞納、大規模修繕の予定を確かめる
  • 建築確認日や耐震診断の有無を調べ、旧耐震かどうかと住宅ローン控除の要件を確認する
  • 物件の省エネ性能を確かめ、住宅ローン控除の期間と上限額を新築・中古で比べる
  • 中古は購入前に建物状況調査(インスペクション)を依頼し、専有部分の配管や設備の傷みを見る
  • 総会の議事録を数年分読み、管理組合で揉めている議題がないか確かめる
  • 新築は現地を朝と夜に歩き、完成後の日当たりや周辺の建築計画を確認する

よくある質問

新築と中古、結局どちらが得ですか?
新築の価格には広告や販売の経費、そして「まだ誰も住んでいない」ことへの上乗せが含まれ、入居した時点で相場が下がりやすいといわれます。中古はその上乗せがはがれた後の価格で買えるので、同じ予算なら駅に近い物件や広い物件を選びやすくなります。一方、新築には固定資産税の減額(3階建て以上の耐火構造なら5年度分が半額)や、売主が分譲会社なら仲介手数料がかからないといった利点も。物件価格だけでなく、税金や手数料、入居までの家賃も含めた総額で比べてください。
旧耐震のマンションは避けたほうがいいですか?
1981年6月に導入された新耐震基準より前の基準で建てられたマンションなら、耐震診断や耐震改修が済んでいるかをまず確認しましょう。税制面の差もあります。中古住宅で住宅ローン控除を受けるには、1982年1月1日以後に建築されたものか、耐震基準に適合していることの証明が必要です。価格の安さだけで選ぶと、控除が使えないという落とし穴にはまりかねません。
新築マンションの修繕積立金が安いのはなぜですか?
新しいマンションほど、最初は積立額を低く抑えて段階的に引き上げる「段階増額積立方式」が多いためです。国土交通省のガイドラインは、将来まで安定して積み立てられる均等積立方式が望ましいとしたうえで、段階増額方式でも当初額は基準額の0.6倍以上、最終額は1.1倍以内を目安に示しています。購入時の月額だけで判断せず、長期修繕計画で10年後、20年後の金額を確かめておきましょう。
中古マンションの管理状態はどうやって確かめればいいですか?
仲介会社を通じて、管理会社が作成する「重要事項調査報告書」を取り寄せましょう。修繕積立金の残高や滞納の状況、大規模修繕の予定がわかります。あわせて長期修繕計画と、直近数年分の総会の議事録にも目を通したいところです。積立金の値上げや一時金をめぐって揉めていないか、管理組合がきちんと機能しているかは、議事録から意外なほど読み取れます。
中古を買ってリノベーションするのはありですか?
立地を優先したい人には有力な選択肢です。内装や水回りを好みに作り替えられ、条件によっては新築より総額を抑えられます。ただし配管の位置や床下の高さ、管理規約によって、できる工事の範囲は物件ごとに違います。購入前にリノベーション会社に内見へ同行してもらい、工事費まで含めた見積もりを取ってから決めると失敗しにくいでしょう。物件価格と工事費をまとめて借りられるローンもあります。

最新設備と保証の安心がある新築か、価格と立地で選びやすく実物を確かめてから買える中古か。自分に合うのはどちらでしょうか。

自分のものにする