社会・倫理

ゼロ・ウェイストな暮らし、日本でどこまでできる?

細かいごみの分別や過剰包装にうんざりして、ごみを減らす暮らしを始めたいと思っています。量り売りの店も少ない日本で、無理なく続けられるでしょうか?

環境省によると、令和6年度に出たごみは1人1日あたり839グラム、リサイクル率は19.3%でした。日本ではごみの多くが焼却されるため、出す量そのものを減らすのが一番の近道です。とはいえ、量り売りの店は都市部の一部に限られ、個包装や贈答の包装は暮らしに根づいています。完璧なゼロではなく、自分の地域で続けられる範囲を探しましょう。

手短に言うと

ゼロを目指すのではなく、ごみ袋を減らす暮らしとして取り組むなら、日本でも十分に続けられます。マイボトルとマイバッグを持つ、使い捨てのスプーンやレジ袋を断る、生ごみを減らすといった手軽なことから二つ三つ選び、習慣になってから次に進みましょう。量り売りの店が近くにない、家族が乗り気でない、仕事で毎日が手いっぱいという時期に完璧を求めると、疲れと罪悪感だけが残ります。まずは自治体の分別ルールと補助制度を調べてみてください。

テンプレートの天秤

甲乙つけがたい

両者はほぼ拮抗しています。大きな項目をさらに細かく分解してみましょう。

51%
賛成
49%
反対
最も強いメリット

家庭から出るごみが目に見えて減り、焼却に回る分を自分の手で減らせる

最大のリスク

買い物のたびに容器を持ち歩き、店を回る時間と段取りが必要になる

判断のしくみ

各項目は、あなたがつけた重みで計算されます。サブの論点は親を最大 50% まで強めたり弱めたりできますが、あなた自身の評価が常に主役です。

下の論点をタップしてオフにすると、天秤が動くのが見えます。サブの論点は、その親の重みを変化させます。

メリット

デメリット

自分のものにする

論点と重みをあなたの状況に合わせて調整すると、判断がリアルタイムで再計算されます。

決める前のチェック

  • 1週間分のごみを中身ごとに見て、何が袋を一番ふくらませているかを確かめる
  • 住んでいる市区町村のごみ分別ガイドと、生ごみ処理機やコンポストの補助制度を調べる
  • 近くの量り売りの店、詰め替え用品の売り場、生協の宅配など、実際に使える買い方を探す
  • 最初の1か月は、マイボトルとマイバッグを持ち歩くなど、続けやすい二つか三つの習慣に絞る
  • 新しいエコグッズを買う前に、家にある保存容器や袋で代わりになるか試す
  • 家族と話し合い、全員でやることと自分だけで続けることを分けておく
  • ごみ袋の数を記録し、半分に減らすといった無理のない目標で成果を確かめる

よくある質問

日本でゼロ・ウェイストは本当にできますか?
ごみを完全にゼロにするのは、徳島県上勝町のような先進地でも簡単ではありません。上勝町は2003年に日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言をした町で、ごみを13品目45分別にまで分け、2016年度にはリサイクル率81%に達しました。町ぐるみでこれだけの手間をかけている例があるので、個人なら、ごみ袋の数を半分にするくらいを目標にすると続けやすくなります。
ゼロ・ウェイストを始めると、お金はかかりますか?
マイボトルやエコバッグ、保存容器など、最初にそろえる物は家にある物で代用できることがほとんどです。日本の水道水はそのまま飲めるので、マイボトルに入れて持ち歩けばペットボトル代が浮きます。量り売りの店は割高に感じることもありますが、必要な分だけ買えば使い切れずに捨てる食品が減ります。おしゃれな竹製グッズを一式買いそろえるのは、節約にもごみ削減にもなりません。
生ごみを減らすいい方法はありますか?
燃やすごみの重さのかなりの部分を占めるのが生ごみです。生ごみ処理機やコンポスト容器を買う人に購入費の一部を補助している自治体は多いので、住んでいる市区町村のサイトで確かめてみてください。集合住宅なら、ベランダで使える段ボールコンポストや電動の処理機が向いています。そもそも買いすぎない、使い切るという工夫も、ごみと食費の両方を減らします。
コンビニやスーパーで、すぐにできることはありますか?
2022年4月に施行されたプラスチック資源循環促進法で、コンビニなどで無料で配られていたスプーンやフォーク、ストローは削減の対象になり、店員に必要かどうか聞かれる場面が増えました。「いりません」と答える、マイバッグを持ち歩く、詰め替え用の商品を選ぶといった小さな習慣から始められます。お菓子や贈り物の個包装が気になるときは、大袋の商品を選んだり、包装を簡単にしてもらったりするのも手です。

細かいごみの分別や過剰包装にうんざりして、ごみを減らす暮らしを始めたいと思っています。量り売りの店も少ない日本で、無理なく続けられるでしょうか?

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