ライフスタイル
犬を飼いたい。でも最後まで飼える?迎える前に考えておきたいこと
これから10年以上、毎日の散歩や医療費、住まいや旅行の制約も含めて、犬と暮らす責任を引き受けられるでしょうか?
犬がいる暮らしは、毎日の散歩や家族の会話をがらりと変えてくれます。その一方で、日本では飼い主に登録と毎年の狂犬病予防注射が法律で義務づけられ、ペット可の住まい探しや夏の暑さ、旅行のたびの預け先など、飼ってから気づく負担も少なくありません。かわいさだけで決める前に、この先10年以上の暮らしを具体的に思い浮かべてみましょう。
手短に言うと
朝晩の散歩を10年以上続けられて、年に数十万円の支出と急な医療費にも備えられ、旅行や帰省のときに預け先のあてがあるなら、犬との暮らしは大きな喜びになります。反対に、ペット可ではない住まいに住んでいる、転勤や引っ越しが多い、家族の誰かが乗り気でないという状況なら、今は見送るほうが犬のためにも自分のためにもなります。迎えると決めたら、市区町村での登録と毎年の狂犬病予防注射を忘れずに。日中の留守が長い家庭には、子犬より落ち着いた成犬のほうがなじみやすいはずです。
テンプレートの天秤
ややノー
デメリットがやや優勢ですが、大差ではありません。
家に帰ると迎えてくれる存在がいて、毎日の暮らしに張りが出る
10年から15年ほど、転勤や結婚、親の介護があっても飼い続ける責任がある
判断のしくみ
各項目は、あなたがつけた重みで計算されます。サブの論点は親を最大 50% まで強めたり弱めたりできますが、あなた自身の評価が常に主役です。
下の論点をタップしてオフにすると、天秤が動くのが見えます。サブの論点は、その親の重みを変化させます。
メリット
デメリット
論点と重みをあなたの状況に合わせて調整すると、判断がリアルタイムで再計算されます。
決める前のチェック
- フード、医療費、トリミング、ペット保険を含めた1年分の予算を書き出し、急な手術に備える貯金額も決める
- 賃貸契約や管理規約で、飼える犬の大きさと頭数、退去時の費用の扱いを確かめる
- 平日の朝晩と雨の日、真夏の早朝に、誰が散歩に行くかを家族で決める
- 旅行や帰省のときに預けるペットホテルか、頼める家族や知人を見つけておく
- 迎えたら30日以内に市区町村で登録し、毎年4月から6月の期間に狂犬病予防注射を受けさせる
- 近くの動物病院と、夜間や休日に診てもらえる救急病院の場所を調べておく
- ケージやクレートに慣れさせ、同行避難に必要なフードや水、薬をまとめておく
よくある質問
- 犬を飼うと、1年にどれくらいお金がかかりますか?
- アニコム損保がペット保険の契約者を対象に行った調査では、2025年に犬1頭にかけた年間の支出は平均で約41万円、そのうちケガや病気の治療費は約8.9万円でした。保険に入っている飼い主の回答なので、全国の平均とは限りません。フードやトリミングの費用は、犬の大きさや犬種で大きく変わります。シニア期の通院や手術に備えて、ペット保険か専用の貯金を考えておきましょう。
- 犬を飼い始めたら、役所での手続きは必要ですか?
- 必要です。生後91日以上の犬を飼い始めたら、30日以内に市区町村で登録して鑑札を受け取ります。そのうえで毎年1回、狂犬病の予防注射を受けさせ、注射済票をもらいます。予防注射の期間は毎年4月から6月です。鑑札と注射済票は犬に着けておく決まりで、怠ると20万円以下の罰金の対象になります。環境省のマイクロチップ登録が、この登録の代わりになる市区町村もあります。
- 共働きで日中は留守です。それでも犬を飼えますか?
- 成犬なら留守番に慣れる子もいますが、子犬のうちはトイレや食事の世話で日中も手が必要です。共働きの家庭では、在宅勤務の日を組み合わせる、ペットシッターや犬の幼稚園を使う、近くに住む家族に頼むといった工夫をしています。夏は留守中の室温管理も欠かせず、エアコンをつけたままにする電気代もかかります。誰がいつ世話をするのか、家族で具体的に決めてから迎えましょう。
- マンションや賃貸でも犬は飼えますか?
- ペット可の物件なら飼えますが、「小型犬1匹まで」のように大きさや頭数の制限があることが多く、敷金の上乗せや退去時の原状回復費がかかる場合もあります。分譲マンションでも、管理規約でペットの飼育が禁止されていたり、制限されていたりします。鳴き声や足音は近隣トラブルにつながりやすいので、犬種の性格や吠えやすさも考えに入れましょう。引っ越しの予定がある人は、次の住まいでも飼えるかまで見ておくと安心です。
- 地震や水害のとき、犬はどうすればいいですか?
- 環境省は、飼い主がペットと一緒に避難する同行避難を基本としています。ただ避難所では、犬はケージに入って人とは別の場所で過ごすことが多く、慣れていないと犬にも飼い主にも負担になります。普段からケージやクレートで落ち着けるようにしておき、フードと水、薬、トイレ用品を数日分まとめておきましょう。近くの避難所がペットを受け入れているかは、自治体の防災ページで確かめられます。
これから10年以上、毎日の散歩や医療費、住まいや旅行の制約も含めて、犬と暮らす責任を引き受けられるでしょうか?
自分のものにする